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ここでは、各解析の大まかな解析事例を記載します。
解析に際して必要な情報はProcessを参考にしていただければ幸いです。
【温熱解析】
温熱解析のアニメーション
図1 夏期(8月)の温度変動
図2 冬期(12月)の温度変動
東京に建てられた住宅の一年間の室温の変動を解析しました。
厚い木材を壁に使用した住宅に適応した暮らし方を考えるため、人の滞在のスケジュールや窓の開閉のスケジュールをスタディしながら、室温の変動をみました。
図1のグラフのように各部屋の室温を比較することで、過ごしやすい室を知ることができるだけでなく、アニメーションにすることによって直感的に「どの室よりどの室が涼しい」、「どの暮らし方より、どの暮らし方が夜でも暖かい」など伝わるプレゼンをすることができます。
伝わりやすいプレゼンをすることが、居住者が快適な暮らし方を意識した生活を送るための手助けになります。
【風の解析】
風の解析のアニメーション
図3 鉛直断面の風の流れ場
図4 鉛直断面の室内の圧力場
東京に建てられた住宅の風の流れを解析しました。
日常的に生活する部屋に風が通りやすい窓の位置を考えるため、様々な位置の窓を開放して風の流れる量や経路をみました。
図1のように窓ごとに入ってくる風の色を分けることで風が通る効率的な窓の配置を知るだけでなく、どの窓、どの部屋を通った風なのかを知ることができます。図2のように圧力の分布をみることで、空気が滞留する場所もわかります。アニメーションによって直感的に「どの窓の開け方が風が通りやすい」、「この窓の開け方は他の部屋に風が流れにくくなる」など伝わるプレゼンをすることができます。
建物の通風性能を向上させること、居住者と風が通りやすい窓の開け方をシミュレーションによって共有することは、快適な暮らし方や省エネにつながります。
【光・明るさの解析】
光・明るさの解析のアニメーション
図5 室内の日の入り方
図6 室内の照度分布
東京に建てられた住宅の1日通しての明るさを解析しました。
日常的に生活する部屋が快適な明るさになる窓の配置を考えるため、様々な時間や天気、季節ごとの室内の明るさ(照度)や眩しさ(輝度)をみました。
図1のように実際の室内に近いパースで日の入り方をみることができます。図2のように同じパースに照度の分布を表示することで、室内のどこまで明るいのかを知ることができます。光の射し方はそのものがデザインにもなりますので、デザインスタディとしても活用できます。アニメーションによって直感的に1日を通して「どの場所が明るい」、「どの場所が眩しい」など伝わるプレゼンできます。
居住者と明るさの分布をシミュレーションによって共有することは、室内での行動を作り出すことになりますし、光のデザインの共有にもなります。
【落雪の解析】
落雪の解析のアニメーション
図7 屋根からの落雪の飛距離
図8 解析結果を反映した外観パース
東京に建てられた住宅の屋根からの落雪を解析しました。
冬に屋根から雪が落ちる危険性のある範囲を考えるため、様々な屋根の勾配や素材ごとに落雪の飛距離や形状をみました。
図1のように隣地境界線に対して最大飛距離を把握することは、雪国の外構計画には重要です。図2のように外観パースに落とし込むことやアニメーションによって直感的に「どのように敷地を使うのか」が伝わるプレゼンできます。
居住者と落雪のシミュレーションによって落雪飛距離を共有することは、落雪の危険な範囲を共有することにもにもなります。
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